プロジェクト掛け持ちの理由

最近は、開発PJ2つと保守PJ2つの計4つのプロジェクトを掛け持ちしています。そのせいで、残業が右肩上がりに増えていますが、皮肉なことに、仕事の能率やモチベーションは右下がりとなっております。やはり休日出勤をして休みがなくなると、体力や気力って必然的に下がります。はい、自己管理能力不足です。自慢にはなりませんが、時間外労働は軽く100時間を超過しています。

本当にコストだけが必要以上にかかっているのか。労働時間という視点でなく、今度はお金という切り口から見てみます。

まず開発PJの場合、SEの1人月の単価は120-150万くらいです。余談ですが、高いベンダーだと、保守(常駐)で200万くらいは取ります。一方保守PJだと、単価は50-70万くらいになります(常駐ではありません)。それら下限値により、私の単価を見積もると、120×2+50×2=340万になります。仮に、私の月給が70万だとしても、マイナスにはなりません。本当に黒字か赤字かを判断するなら、間接費も考慮する必要がありますが、おそらく利益率40%以上はいっています。そもそも、そのような採算で見積もるものですが。
視点を変えて、保守PJを1つだけ担当したケースを考えてみます。その場合、単価は50万となり、それから月給や間接費を差し引くと、利益率はかなり小さくなります。どのようなカードを組み合わせるかにより、利益率は調整できます。簡単に言えば、これがマネジメントのポートフォリオになります。
以上、マネジメントの立場から見ると、一定以上の利益率を確保するには、現場に負荷を掛けても仕方が無いという結論になります。所詮、私は会社の駒でしかないのです。潰れたら、ポイ捨てです(笑)