BI(ビジネスインテリジェンス)

以前は基幹システムを一元管理することがITシステムの大きなテーマであったが、今やそれは当たり前の時代。そして、次に行うIT投資と言えば、データウェアハウス(以下、DWH)の有効活用が挙がるだろう。経営者の心境として、コストの高いコンサルタントに企業分析を依頼するよりも、自社のDWHにデータを蓄積し、経営の意思決定に必要なデータを抽出しレポート化できれば、コスト削減に繋がり、より迅速に意思決定できるのではと。
しかし、闇雲に基幹システムの全データをDHWにつっこんで、あとは経営層が取捨選択してよいのでは、という考えは皆無である。なぜなら、一日当たりのトランザクションデータは大企業であれば、10万件を超えることもあるし、そこから必要なデータを搾り取ると、多大な時間的なコストが生じてしまうからだ。そこで、BI設計者の役割が出てくる。どのデータをDWHに取り込むかやどうデータを見せるなどの設計を行うのである。いい加減な設計をしていると、ユーザの混乱を招いたり、折角ある情報資産も大量のゴミと一緒に埋もれてしまうためである。
最近こういう仕事をしているが、要件を詰めたり、データ検証するのに苦戦している。業務知識が幅広く必要になるんだよな。