フリーの時代に思うこと

ゲーム業界の勢力図が大きく変動している昨今。任天堂が上半期決算で赤字に転落したのは、ちょうど1ヶ月前のニュースであった。グリーやDeNAなどのソーシャルゲーム任天堂の地位を奪い、急激に成長しているのを見ると、やはりソーシャルビジネスの勢いを感じずにはいられない。クラウドコンピューティング×フリーの価値が多くのゲームユーザを囲い込み、今やそのコンテンツ料で多額の粗利を生み出している。
先週だったか、グリーの初任給を見たら、450万〜1500万となっていた。1年目でこの額?!と驚きもしたが、この高条件がいつまで続くものかと思ったりもした。要は、ソーシャルゲームに法の規制が掛かれば、現状維持とはいかないだろう。現実に、小学生がコンテンツ利用料で親のクレジットカードを勝手に切り、100万も請求されたと社会問題にもなっている訳だから。法のグレーゾーンを渡り歩くのも、時間の問題かと。
それにしても、クラウドコンピューティングの勢いは留まることを知らない。クラウドビジネスがより進行化すれば、リホストビジネスがますます廃れてくることだし、IT業界の勢力図も大きく変動する可能性もある。この先どのようなITビジネスが流行るのだろうかと考えてみたい。フリーの次に来るものって、何だろうか。