再び読み始めた歴史小説

法螺は吹くけれども、常に先々のことを考え巡らす洞察力には思わず舌を巻いてしまう。策略家であった伊達正宗は、なぜ若くして戦の先陣を切れるほどの大局観を持っていたのだろうか。そんな魅力がたくさん詰まっている本。
大震災により、日本の生活や経済が大きく揺さぶられている。もし伊達正宗が現世の悲劇を目の当たりにしたら、彼の隻眼にどうように映るのか。このようなことを思い描きながら、読書に傾倒した。

伊達政宗 (1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫 51)

伊達政宗 (1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫 51)