バックオフィス業務のコスト削減

複数の組織により企業がオーガナイズされる場合、バックオフィス系と呼ばれる間接部門を切り離し、シェアードサービスセンタを設置することが有効です。そうすることにより、

1. 組織ごとに重複していた間接業務を1本化(集約)できる
2. シェアードサービスを開始前に、業務標準化を行えば、業務プロセスを見直すことができ業務効率化を図れる
3. バックオフィスの統合により、発生した余剰人員はコストカット、又は戦略的な人員配置で有効活用できる

のようなメリットがあります。あるいは、バックオフィス系を擬似的なプロフィットセンタ化し、KPI策定することでコストや社内利益を可視化することもできます。
他のオプションとしては、レイオフもありますが、大きな波紋を呼ぶますよね。ITやコンサル等の業界では、会計的な視点から見れば、コストの内訳として人件費が大きなウェイトを占めますので、コスト削減→人員削減というロジックが方法論の如く、浮かび上がります。その最初のターゲットとしてバックオフィス系がまずは・・・という流れになったりもする訳です。今の世の中、生存競争や産業の栄枯盛衰が激しいので、経営層の意思決定として、レイオフを取ることのも当たり前になりつつあります。どのように舵を切るのかは経営者の考え方次第です。