勉強方法
社会人にとって、勉強時間の確保は非常に悩ましいことだ。昨日勉強した内容を、今日確認してみると忘れているという経験を持つ方もいるだろう。私もその一人だ。おそらく、短時間で濃度の濃い勉強をしたいと誰もが思っているのではないだろうか。その悩みに見事に答えるくれるのが、この本である。
著者は、勉強にはアウトプットとコミュニケーションが非常に大切だと主張している。アウトプットとは、インプットした内容を人前で話すかのように、1分間スピーチしてみることだ。こうすることで、記憶の定着率がはるかに上がるらしい。インプットした情報があやふやだとスピーチは1分も持たないし、自分でも何を言いたいのかが分からなくなるため、本当に理解できているかどうかをチェックできる。その上、プレゼンの練習にもなる。
コミュニケーションとは、相手が理解できるようにストーリー性を持たせながら、スピーチすることだ。こうすることで、記憶の断片化を防止でき、連続的なインプット情報を吸収できる。普段の日常会話で、創意工夫が求められるビジネスパーソンにとって、よい訓練になると思う。
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/02/01
- メディア: 単行本
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